14011301大田栄里子
2014.01.13 詩・散文「生命☆イノチ」 投稿者:大田栄里子
生命☆イノチ
流産を乗り越えて
大田栄里子
白くぼやけた輪郭の中で
動かない
忘れ物を取りにいったまま
あなたのいた痕跡は
はかなく
しゃぼん玉のように消えた
月日が流れ
涙はかわいたけれど
あなたの面影を
いつも
追っていた
帰ってきたの
隠れていただけなの
よろこびの涙が
止まらない
琉斗(りゅうと)
もうどこにも
いかないで
- 小学生の頃母の日にみんなでこんな歌を歌いました。
母こそは命の泉 いとし子を
胸に抱きて 微笑めり
若やかに 麗しきかな
母の姿
お母さんたちは涙を流していました。
この歌は今のあなたの姿ではありませんか? -- パシリーヌ 2014-01-14 (火) 17:42:44 - 涙が止まりません・・・ -- アイスココア 2014-01-16 (木) 12:30:10
- コメントを入れたはずなのに、消えていました。不思議ですね。何カ所かの産婦人科病院から、出産祝いでご両親とお子さんの名前を入れた絵本をプレゼントされます。その文章を担当して書いていますが、年間数冊「天使版」の文章を作ります。元になる文章はありますが、天使になられた状況がそれぞれ異なりますので、状況を伺ってからアレンジしています。もう10年以上、この絵本を製作してますが、赤ちゃんが天使になってしまったあるお母さんの言葉で、印象に残っている表現があります。ご夫婦であまりにも苦しくて沈んでいる時間が長かったのですが、あるとき赤ちゃんが、「お母さんお父さん、いつまでも悲しんでばかりいないでね」と語りかけてきたように、心に感じたというのです。なるほど、確かに現実は次の世界に行ってしまった赤ちゃんは、お母さんとお父さんのことを、心配して思いやっているのだろうなと得心しました。天使版の文章をアレンジするときはいつも、ご両親の痛みを感じながら考えています。 -- 昼寝ネコ 2014-01-18 (土) 22:55:08