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2014.12.05 エッセイ「思わず嬉しくなってしまった」投稿者:昼寝ネコ

Shoot On Sight Film Trailer

思わず嬉しくなってしまった
 
 
昼寝ネコ
 
仕事中にブログだなんて、不謹慎だと思うが・・・。

昨晩雨の中、大学院の講座を聴講に行った。
講座名は「インテリジェンス」であり、
先生の専門は、「戦史」なのだが
残念ながら後期の途中からの受講なので
授業は、主要国のインテリジェンス・コミュニティの
仕組みと機能に移っている。

冒頭で先生が、ドイツの情報部のトップだった方を
簡単に紹介し、彼を主人公にした映画がお薦めなので
是非観るように、と話題が映画に移った。
思わず嬉しくなってしまった。

アメリカ映画で、CIAの女性分析官が主人公の映画があり
少し脚色しすぎているが、エンターテインメント性もあり
面白い、と紹介してくれた。
誰かこの映画を観た人がいますか?と先生が質問すると
右斜め前に座っていた、スーツ姿の男子学生が手を挙げた。

映画のタイトルが聞き取れなかったので、90分の授業が終わり、
帰り支度を始めたスーツ姿の学生に声をかけた。
怪訝そうに振り返った彼に、映画のタイトルを確認した。
「ゼロ・ダーク・サーティ」だと教えてもらった。

帰宅してすぐにamazon.comで検索してみた。

先生が配布してくれた資料には、ドイツの元情報部長を
描いた映画のタイトルが「誰よりも狙われた男」だと
記載されていた。(A MOST WANTED MAN)
さらに調べると、原作はジョン・ル・カレ。なるほど。
主演は故・フィリップ・シーモアでこれが遺作となった。
まだ映画館で上映開始されて間もないので、残念ながら
DVDでの販売はなかった。

一方、CIAの女性分析官が主人公だという
「ゼロ・ダーク・サーティ」(Zero Dark Thirty)は、
新品でも中古価格並みの900円台で販売されていたので
購入した。今日、届くはずで楽しみだ。

情報機関の内情を外部からうかがい知ることは
なかなかできるものではない。
なので、たとえ映画の中のシーンであっても
とてもリアリティを感じ、興味深い。

2005年のロンドン同時多発テロをテーマに
イスラム過激派とスコットランド・ヤードの
せめぎ合いを映画化した作品は秀作だと思う。
邦題は「テロ・ポイント」(Shoot On Sight)。

何よりも、登場人物の内面を掘り下げており
単なるストーリーを追うだけに終わらない。
文字通り、人間の苦難や葛藤を巧みに織りまぜた
秀逸な作品だと評価したい。
冒頭の動画が、その「テロ・ポイント」の予告編だ。

なかなか時間がないが、いつでも観られるよう
とくに各国情報部をテーマにした映画作品は
事情の許す限り購入し、手許に置くようにしている。
 
 

  • 昼寝ネコさま
    それはサプライズで嬉しかったことでしょう。インテリジェンスだけに次の受講が楽しみですね。但し、怪訝そうに見られませんように…。(?) -- パシリーヌ 2014-12-05 (金) 19:51:51
  • 先生は息子みたいな年齢ですし、学生諸君は孫みたいな年齢ですし、もうすでに十分怪訝な存在です。冷静に考えてみれば、60歳を過ぎて大学院に行くなんて、常軌を逸しているのだと思います。でも、先生はもともと私がやろうとしていることをご存知ですので、問題はないのですが、学生諸君は「この人だあれ?」と思っているでしょうね。まあ、仕方がありません。 -- 昼寝ネコ 2014-12-05 (金) 20:15:03
  • 昼寝ネコさま
    インテリジェンスだけに「十分怪訝な存在」を通してください。 -- パシリーヌ 2014-12-05 (金) 20:26:36

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