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2015.12.02 穀粒記者レポート・「クリスマスメッセージ 2015ー今年のクリスマスは」投稿者:岸野みさを

今年のクリスマスは

 預言者イザヤは「見よ、おとめがみごもって男の子を産むであろう。その名はインマヌエルととなえられるであろう」(イザヤ9:6)「彼はダビデの位に座してとこしえに公平と正義をもって国を治める」(9:7)と告げました。主の降誕を記録したマタイは冒頭でイエス・キリストの系図を示して、この予言が成就したことを宣言し、インマヌエルとは「神われらと共にいます」という意味である、と記しています。

 バビロン捕囚70年後(エレミヤ25:11)ペルシャ王クロスによって解放されたユダヤ人は荒れ果てた祖国に戻りエルサレムの城壁を修復し神殿を再建します。預言者ハガイは告げました。「万軍の主はこう言われる。今一度、私は天と地と海とかわいた地とを震う。万国民を震う。私は栄光をこの家に満たす」(ハガイ2:6-7)と、こうして救い主の降誕はアダムの時代から聖なる預言者たちの口を通して繰り返し宣言されてきました。

 イザヤは主のみ名をダビデの子と呼び「ダビデの家の鍵を彼の肩に置く。彼が開けば閉じる者なく、彼が閉じれば開く者はない」(イザヤ22:22;黙示2:7)とメシヤの有する絶対的な権威と権能を宣言しています。

 そしてついにイザヤの予言から700年後、紀元前1年4月6日 主のみ使いが現れて「恐れるな、見よ。すべての民に与えられる大きな喜びを、あなたがたに伝える。今日ダビデの町に、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主なるキリストである」と、野宿していた羊飼いたちに告げました。

 「するとたちまち、おびただしい天の軍勢が現れ、み使いと一緒になって、神を賛美して言った。『いと高きところでは、神に栄光があるように、地の上では、みこころにかなう人々に平和があるように』

 「羊飼いたちは急いで行って、マリヤとヨセフ、また飼い葉おけに寝かしてある幼な子を探し当てた」(ルカ2:10-16)(2013.6.24 譜面台の練習曲 「ユダヤ人と歴史の中のイエス・キリスト」より抜粋)

 3家族のうちの1人の母親とその息子、その次女が教会を休むようになって2度目のクリスマスを迎えようとしている。人の世の苦痛と悲しみも癒すためにイエス・キリストは降誕されました。今年はどのようにお祝いしようかと2008年から2012年まで続いていた合同3家族13人の家庭の夕べの記録を読んでみた。

 最初の頃は開会の歌、お祈り、短いお話、ゲーム、食事だったがそのうちに小さな子のグループと大きな子のグループに分かれてレッスンをするようになった。

 短いお話の内容を簡単に紹介すると次のようになる。

 私の話。
ママが6歳の頃、旦(アサヒ)と同じ年だね。家庭の夕べでお話したノートが出てきました。
ママの短いお話が書いてありました。それは夢の中でバースデイケーキを食べようとして自分の手をかんじゃったというお話です。子どもたちは爆笑で大うけした。

 ありさママのお話。
小さい頃薬を飲むのがイヤで洗面所に行って飲むふりをして捨てていました。ある時お母さんが掃除をしていたら、薬が一杯落ちていてバレてしまった。子どもたちは爆笑で大うけした。

 おじいちゃんのお話。
おじいちゃんのお父さんは小学校の校長先生だったが町に行くと
お酒を飲んでくるのでお母さんはいつも私に迎えに行くように言いました。待つように言われた場所でいつまで待っていてもお父さんの姿は見えません。夜になってしまい星を見上げてお祈りをしました。それでも帰って来ませんでした。
 子どもたちはシーンとしてしまった。悲しい気持ちが伝わったのだろう。

 洋介パパのお話。
お父さんとお母さんが教会に入るきっかけになったのは、お兄ちゃんとスーパーで買い物をしていると宣教師が「スイマセン、マーボー豆腐の作り方を教えて下さい」といわれたのがきっかけだった。その時パパはどこにいたと思う?「分かんない、どこにいたの?」「ママのお腹の中さ」
 意味が分かった子どもたちは笑い、分からなかった子どもたちはポカンとしていた。

 美紀ママのお話。
私のおじいちゃんとおばあちゃんは山の中に住んでいました。車も途中で行き止まりとなり歩いて行かなければなりません。吊り橋も渡らなくてはなりません。ある時小石を蹴っていると吊り橋のケタを踏み外してしまいました。「あぁっ!」でも大丈夫、手を伸ばして
掴まって落ちずにすみました。神様が守ってくれていたと思いました。
子どもたちはシーンと聞いていた。吊り橋が分からない子もいるのだが…。

 旦(アサヒ6歳)のお話。
高尾山にパパとおじいちゃんと海璃(7歳)と行った時の事。階段を登って、(300段あったと海璃が数えた)道案内の看板をパパが読んでくれた。ハチ、ヘビ、に注意。小鳥にエサをあげないで下さい。僕は小さいハチを見つけたがパパが「あれはハエじゃないの?」
といったが、僕は「ハチだ。ハチだ」と言いました。頂上について富士山を見ました。海璃は僕よりも長い間ジーッと見ていました。お弁当を食べ終わって、日陰に残っていた雪で遊んでサル山に行きました。係りの人がサルの好きな虫はカブト虫とカメ虫と言いました。(毛虫はゴロゴロ転がして毛を取ってから食べるのだと横からパパが喋った)嫌いな虫はハチだそうです。下山はリフトだと10分。歩くと40分、と書いてあるのをパパが読みました。イスのリフトはパパが怖がっていました。リフトを降りたとたん「もう一度登ろうよ」と僕は言いました。

 このお話の後この時の写真でおじいちゃんが作ったスライドショウを皆で見た。

 クリスマスについて質問する家庭の夕べがあった。

Q 、マリヤに天使ガブリエルは神さまの言葉を告げました。
 次のどれでしょう。

1、あなたはお姫様になるでしょう。
2、あなたは男の子を産むでしょう。
3、あなたは転んでケガをするでしょう。

Q、マリヤとヨセフは人口調査のためにベツレヘムに行ったときどこに泊まったでしょう。

1、お城。
2、馬小屋。
3、レストラン。

Q、羊飼いたちはΓさあ、ベツレヘムへ行って、主が知らせてくださったその出来事を見てこよう」と言って夜道を急ぎました。羊の番はどうなったの?

1、誰も番をしなかった。
2、羊はあちこちに行ってしまった。
3、書いてないから分からない。

Q、東から来た博士たちはどのいえに赤ちゃんのイエスさまがいるのか、どうやって分かりましたか?

1、望遠鏡。
2、星。
3、ヘロデ王。

Q、博士たちの贈物は次のどれでしょう?

1、花束。
2、巻物。
3、黄金、乳こう、もつ薬。

Q、Γ救い主に会うまで死ぬことはない」と聖霊の示しを受けていた人の名前は?

1、シムロン。
2、シメオン。
3、シブロン。

Q、生まれる前の霊の状態の救い主に会った人がいます。次の誰でしょう。
1、ヤレドの兄弟。
2、ジェレドの兄弟。
3、マホンライ・モリアンカマー。

(注)ジョセフ・スミスがレイノルズ・カフーンの子供に命名したとき「あなたのお子さんに授けたこの名前は、ヤレドの兄弟の名前であると主が今しがた示して下さいました」と言った。

 15歳の子もいるので全問正解だった。この後「キリストの生涯」のスゴロクをやった。子供たちはキャッ、キャッ、笑って楽しそうだ。私とありさは食事の準備をした。高畑姉妹のプレゼントのローストビーフ。道子さんのプレゼントのホタテ。ごはんとキンピラレンコン。レタスとトマトのサラダ。油あげ、もやし、しいたけの味噌汁。ヒロのイチゴケーキ4000円。

 次の週も世界のクリスマスの祝い方について、絵を切り抜いて張る活動をした。

ドイツー子供たちは靴やブーツを暖炉のそばや玄関の外に置きます。翌朝お菓子がいっぱい入っています。

日本ー子供たちは、苺とホイップクリームのクリスマスケーキが大好きです。

アメリカーもみの木に小さな電球や色々なものを飾ります。

 どの国の祝い方が好きかと質問すると旦(アサヒ)はドイツと日本。海璃はアメリカと答えた。出席簿を見ると全員出席しているのに他の子供たちの記録が無かった。

 洋介パパのお話
 子供の頃、200円払って釣り堀に行って、竿を垂らしていても魚がかかってこないので、思いっきり遠くに投げとたんバシャーンと自分が釣り堀に落ちてしまいました。着替えてもう一度200円払って竿を垂らして、待っても待って結局、魚は一匹も釣れませんでした。

 私の話
 東京神殿で奉仕していたとき、奉仕者の更衣室で着替えをしていると、突然パチンと電気が消えて真っ暗になりました。誰かがドアーを締める音がしました。あっ、と声をあげる間もありませんでした。どうしようと思って狭い更衣室のドアーを手探りで開けて、暗闇にジッと目を凝らすと、部屋のドアーの下あたりに1ミリ〜くらいの光が漏れているではありませんか。その光を目指して手探りでドアーのところに辿り着きました。ドアーを開けて、眩しい光を浴びながら、たった一筋の光であっても暗闇から脱出する力になることを主と建築家に感謝しました。信仰も同じではないでしょうか。

 質問コーナー
Q、地球は一日に一回転しています。私たちは新幹線の何倍くらいで廻っているの?

A、4~5倍。人も地球といっしょに廻っているから速さを感じないけど、東京なら時速1360kです。

ここで美紀ママがジャンプしても同じ場所に降りられるのはどうしてかな?と質問すると子供たちは、シーン。「私たちも一緒に廻っているからよ」と続けた。

私は「ユタのBYUで地表に造られた時計のような、地球が廻っていることを示す大きな針を見ました。サーと廻っていてとても速かった、と話した。

晃は分からない話になるとグズグズし出して切り上げとなった。

 旦のお話
 海璃と高尾から電車で将棋の話をしていたら、すぐ相模湖駅に着きました。海璃と泥に名前を付けながら山に登ったので楽しかった。

ねばねば土ーねんばりけ。
ぐちょぐちょう土ーうんばりけ。
乾燥土ーかんばりけ。

雪ーユッケ。
木の枝ーえのきだけ。
石ーいしばりけ。

 パパが携帯を落としてしまい海璃のパパが自分の携帯を鳴らして捜してくれました。後から登ってきた女の人が「男の子が泣いてますよ」と教えてくれました。一緒に行った拓ちゃんだった。

 頂上でのバーベキューの筈がウインナーが無い!
ウインナーは主人のリュックサックの中に、切った玉ねぎは旦のリュックサックの中に。主人は途中でリタイアしたS兄弟に付き添って下山した。ウインナーも一緒だった。

 ある日の家庭の夕べ。笑いの連鎖になる筈の活動。
全員横になって1番目の人は2番目の人のお腹の上に頭を乗せ、2番目の人は3番目の人のお腹の上に頭を乗せ、3番目の人は4番目の人のお腹の上に頭を乗せる。1番目は「ハー」2番目は「ハッハッー」3番目は「ハッハッハッー」と声を出す。1番目の高畑パパが「プー」で大人たち大爆笑。(おならではありません)旦も海璃もハッハッを何回言うのかに気を取られていて、何のゲームか分からずじまい。終わると旦が「お腹が痛かったよー」
ごめん、ごめん。6歳の旦のお腹の上に大人のママの頭はまずかった。

 私の話
 先週の総大会のサテライトで聴いたお話の中からです。「おじいさんが孫を連れてドライブしている時、孫に『道に迷っていると思う?』と聞きました」車が幹線道路から外れて草原の中に入って行ったからです。孫たちは遠くにローガン神殿が見えているのを見つけて、「おじいちゃん神殿が見えているあいだは道に迷っていないよ」と答えました。私たちの生活も神殿に目を向けている間は道に迷うことはありません、という比ゆ的なお話でした。

 話の途中で私は質問しました。「遠くに神殿が見えたんだよ。で、道に迷ったと思う?」
旦は即座に「迷っていないよ。神殿の方へ行けばいいんだよ」と言った。「神殿の方へ行く」これは素晴らしい回答だった。私は只ただ感動した。旦よ、確かに君は神の子だ!

 ある日の活動
 宝探しゲーム。
地図を捜した。玄関を出て東に8歩の辺りにあります。(郵便箱の中にあった)その地図は見取り図で、和室の隅の大きな花瓶の中に宝があることを示している。見取り図の見方は海璃が初めに理解して、行動に移したのは旦だった。大きな花瓶の中に手を突っ込んで紙を取り出したが宝がそんなものではない、と思ったらしく元に戻してしまった。私は「それそれ」というと慌てて紙を開いて読むのだが、そこで止まってしまった。紙に書いてあったのは「りんご狩りに招待します」だった。狩り、と招待の漢字が読めなかったのだ。私の失策だ。

 麗音の誕生会ハプニング。
ハピーバースデイの歌を歌い終わると功春パパが「洋ちゃんの誕生日祝いはしないの?」と聞いてきた。同じ11月生まれなのだ。私は「しない」と答えた。ケーキの上で揺らいでいる5本のケーキを麗音が1本ずつ吹き消して、皆がそれに注目していた。最後の1本。
なんと吹き消したのは洋介パパだった。旦は「イヤー、見てられない」と大人のセリフを吐くと廊下に飛び出してしまった。旦には大ショックだったのだ。それは麗音が吹き消すローソクなのだ。洋介パパは私が「お祝いはしない」と言ったことが気に障ったのだろうか?その反動だったのか?旦の予期せぬ抗議に洋介パパは「おっ」と言った感じだったが、そこは皆早くケーキが食べたぁいという気持ちに押されて何事もなかったように、美紀ママが切り分けるアイスケーキを見つめていた。ヤレヤレ。美味しいアイスケーキで皆そんなハプニングは無かったかのような空気になった。めでたし、めでたし。

さあ、これからの合同家庭の夕べはこのような失敗がないように計画しなくちゃぁ。皆に相談しよう。

  • 岸野みさを様 なんかぁ、ハロウィンとクリスマスと正月がいっぺんに来たようで、もう食べきれません。消化不良起こしそう。ゲップ、失礼。あらためて、年末年始休みにゆっくり味わうことにします。高尾、八王子の宣教師に伝えておきましょう。【スーパー伝道】「八王子ラーメンの作り方教えてください」 -- 八王子ウエストサイド物語 2015-12-03 (木) 09:12:53
  • 八王子ウエストサイド物語さま
    いつも娘に「長すぎるよ」と言われます。自分では長文だとは思わないんですが…。ゆっくり読んでいただくほどのものではないので、軽くサーッと読み飛ばしてください。
    八王子ラーメンは最初の頃は玉ねぎが入っていて独特の味で美味しかったのですが、その後味が少し変わったようです。市販のそれは「手間隙かけずお湯かける」ですから、宣教師でもOKでしょう。 -- 岸野みさを 2015-12-03 (木) 12:29:12
  • 盛りだくさんなお話しですね〜。 -- コニー 2015-12-06 (日) 17:14:12
  • 家庭の楽しい夕べを感じられますね。^_^
    クリスマスは、特別な雰囲気を誰もが感じられて、大好きな月です。皆様の上に、更なる恵みがありますように。 -- 文美 2022-11-23 (水) 17:12:13
  • お孫さん全員のお名前が出てないですね。
    久しぶりに、漢字でお孫さんの名前を確認でき、良い機会でした。今度は他のお孫さんのエピソード、お願いします。
    -- 丸山幹夫 2022-11-24 (木) 10:38:09

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