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2016.06.08 自分史・家族史「祝 穀粒 3周年記念 奇跡のカムバック」 投稿者:炎のランナー

主は、全ての子を気にかけ、戻ってくる機会を与える

 先週の聖餐会で 思いがけない仙台出身の姉妹宣教師が私の属する高尾ワードに転勤してきた。

 私はその姉妹宣教師の一番上の兄T君をよく知っていた。古くからの友人というか、自分にとっての弟のような存在であった。思い返せば、今から20年ほど前に、私は若い男性の指導者をしていた。その当時、T君は15、16才ぐらいで、反抗期を迎え父母に歯向かい、学校では暴力沙汰の問題を頻繁に起していた。しかし、どういうわけだか彼は私に色々な話をしてくれた。私の狭いアパートに来て夜通しでテレビゲームをしたこともあった。

その後、私は東京の方で就職が決まり、引っ越してしまいしばらく彼とは連絡がとれない状態でいた。彼は美容師になり、関東近辺で働いているようだった。

 2、3年前帰省で仙台の実家に帰った時、地元の教会に集った。どうも懐かしい風貌の茶髪の青年が聖餐のパンを配っていた。まさかと目を疑ったが、T君だった。私は懐かしいやら嬉しいやらなんだか、感極まって涙を流してしまった。どうやら彼は東北の震災の直前に実家に戻り、震災を機に家族を助け、教会にも集うようになり、宣教師とよくコンタクトをとるようになっていたのだ。本当に嬉しかった。放蕩息子が帰ってきた気持ちだった。

さらに奇跡は続き、先週その姉妹宣教師にT君の現在の様子を尋ねたところ、なんと早朝セミナリーの教師をしているそうだ。当時セミナリーなどほとんど出席していなかった彼が、仕事にいく前に早起きをしてレッスンを準備してなんと青少年たちに福音を教えているのだ。
 私は、彼の信仰の模範にまたさらに励まされた。信仰面では、私の先を越えてしまっていた。毎朝彼が聖典をひも解き、青少年たちに教えている姿を想像するだけで、また泣けてきた。

 天父は、全ての子を気にかけておられ、いつでもチャンスを与えて下さっていることを実感しました。周りを困らせていた存在が、主の光を受けて、周りを励ます存在になれることを目の当たりにしました。

 奇跡のカムバックは、誰にでもありえる。

  • 奇跡のカムバックは誰にでもありえる。それを頼みにして、お休み会員と交わりを絶たないように努めます。ありがとうございました。 -- パシリーヌ 2016-06-08 (水) 16:48:58
  • オレも泣いた。炎のランナー氏、オレも兄きがカムバックしたからわかるぜ。次は長男だ。「シオン カムバッ~ク」 -- シェーン 2016-06-09 (木) 09:37:39

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