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17070901岡本忠治

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2017.07.09 自分史・家族史「橋を架ける者」 投稿者:岡本忠治

老入は人跡まれな道を行き,
冷たく寂しいたそがれ時に,
深くて広い谷に行き着いた。
そこにはま緩やかな川が流れていた。
薄暗いたそがれの中を老人は渡った。
その緩やかな流れは
老人にとって恐れるべくもなかった。
ところが無事対岸に立った彼は
振り返ると.
流れを渡る橋を架けた。
「ご老入よ」
そばで一人の旅仲間が言った。
「ここに橋を架けるなど
体力の無駄遣い。
あなたの旅は
終わりの日とともに終わる。
もう二度とこの道を通ることもない。
あなたはすでに
深くて広い谷を渡り終えた一
なぜこんな夕暮れに
橋を架けるのですか」
橋を架ける者は
老いた白髪の頭を上げた。
「良き.友よ,
わたしが歩んで来た道には,
わたしの後に続く若者がいる。
彼もこの道を通らねばならない。
わたしには何でもなかったこの谷も,
あの金髪の若者には
危険な落とし穴となるかもしれない。
彼もまた薄暗いたそがれの中で
渡らねばならない。
良き友よ,わたしは彼のために
橋を架けているのだよ」
詩人ウィル・アレン・ドロムグール「橋を架ける者」(The Bridge Builder)

2003年10月の総大会で当時副管長だったトーマス・S・モンソン長老はこの詩を例えてイエスキリストの働きについて証されました。私たちも先祖について心を寄せ系図探求によって先祖の方のために救いの橋を架ける者となることができます。口を開き、良い友人になることによって神様の娘・息子のために救いの橋を架ける者となることができます。主の救いの業に携わる勇気と知恵が与えられるようにお祈りします。

  • 「もう二度とこの道を通ることもない」のに橋を架ける者は偉大です。ありがとうございました。
    -- 岸野みさを 2017-07-10 (月) 14:32:19
  • オリジナルを見つけたのでコピーを投稿します。

                  Will Allen Dromgoole

    An old man, going a lone highway,
    Came, at the evening, cold and gray,
    To a chasm, vast, and deep, and wide,
    Through which was flowing a sullen tide.
    The old man crossed in the twilight dim;
    The sullen stream had no fears for him;
    But he turned, when safe on the other side,
    And built a bridge to span the tide.

    "Old man," said a fellow pilgrim, near,
    "You are wasting strength with building here;
    Your journey will end with the ending day;
    You never again must pass this way;

    You have crossed the chasm, deep and wide,
    Why build you the bridge at the eventide?"
    The builder lifted his old gray head:
    "Good friend, in the path I have come," he said,
    "There followeth after me today
    A youth, whose feet must pass this way."
    "This chasm, that has been naught to me,
    To that fair-haired youth may a pitfall be.
    He, too, must cross in the twilight dim;
    Good friend, I am building the bridge for him."

    -- ふわふわの 2017-07-10 (月) 20:12:40

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