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2017.10.01 穀粒記者レポート・『「少年たちの群像(11)」』投稿者:岸野みさを

 
 ユタに飛んだ少年は滞在した家庭で最初の朝4時半に起こされて、その日のうちに
5つの神殿に参入して37名のバプテスマを受けたそうだ。そこの家庭の子どもたちは週一回身代わりのバプテスマを受けてからセミナリーに行くという。彼はプライマリーの頃、好きな聖句は「それで、彼らは神々となる。彼らには終わりがないからである」D&C132:20と発表した。また、世界の神殿のカードを聖餐会の間何枚も何枚も見て学んでいた。
神々になるにふさわしいスタートダッシュだと思った。八王子から応援しているよ!

 ある政治団体の街宣を御茶ノ水駅に聞きに行った少年が帰って来るなり「ユダヤ人は選民だと言っていたよ」と話していた。彼は世界最大のユダヤ系金融一族のロスチャイルド家を筆頭に世界中の億万長者の25%がユダヤ人でありノーベル賞受賞者の35%がユダヤ人であるということを知っている。成功の秘密を知りたいのだ。
 私はユダヤ人と言えば
アルベルト・アインシュタイン(物理学者)
ロバート・オッペンハイマー(原爆を完成させたユダヤ系アメリカ人物理学者)
ジョン・フォン・ノイマン(原爆を完成させたユダヤ系ハンガリー人数学者)
それと絶世の美女エリザベス・テーラーくらいしか知らない。最近はユダヤ人の著名人は財界ばかりでなく各界に数多くいるそうだ。
 マービン・トケイヤー氏は「ユダヤ人が人類のエリートなのはそのDNAではなく宗教にある」と述べている。彼自身ハンガリー系ユダヤ人でありアメリカ人である(ラビ、教育家)

聖餐会でプライマリーの歌の発表の時「オレ、指揮するんだ」というなり筆者の隣の席から前に出て行った3年生の孫。子どもの讃美歌の「心をむければ」だった。始まると、なんと、ゲンコツ指揮ではないか!初めて見たゲンコツ指揮。向かい合わせに座っていた筆者の息子の話では「怖い顔して振っていたよ」。終わって戻ってきた孫に前列で並んで座っていた家族のお姉さんたち3人が一斉に振り向いて「よかったわよ!」と言った。孫は恥ずかしそうにしている。後日、その場にいなかったママにその話をすると「ドラエモンだね」と言った。

英語の授業の時アメリカ人の先生にある男子生徒がカッターナイフで切り付けたそうだ。中1の孫の隣のクラスでの出来事で、学級委員長が職員室へ走って行き、孫も廊下を先生たちがバタバタ走るのを見たそうだ。アメリカ人の先生は難なくその男子生徒を取り押さえていたという。そのような訓練はどこでやってきたのだろうか、と筆者は感心した。思春期の子どもたちの危うさを考えると護身術が必要だと思った。孫はその場を見ていないので、友だちから聞いて「面白かった」と言った。「切られたら血が流れるんだよ」と言うと「うーん」。

19歳の兄が交通事故で死んで、母親がうつ病になったという男子生徒は学校で何かと暴れるそうだ。先生に女子の筆箱やノートを投げつけたりして、先日は筆者の孫の消しゴムを先生に投げつけると先生の口の中に入ってしまった。孫は泣きだしてしまい、先生が吐き出した消しゴムに触ろうとしなかった、という。若いその先生は女子生徒を怖がっているので、男子生徒が面白がって嫌がらせをするそうだ。先生が「良くがんばったね」と、ある女子生徒の頭を軽くたたくと、その子は泣きだしてしまい、次の日登校しなかったという。孫も、「きらり」 と名前を言って肩を叩かれるのが嫌で、「おばあちゃん先生に女子生徒に気軽に触るな」と言ってちょうだいとなった。「ママがPTA会長だからママが言うといいんじゃない?」「ダメダメ。ママは『先生ちょっとよろしいでしょうか?』と優しく言うので効き目がないのよ」「優しく言うから相手も優しくなるんじゃない?」「うーん、もう、おばあちゃん分かってよ!」「ハイハイ」

「もう塾へは行かない」と言い出した少年は風邪で学校も塾も休んで、久しぶりに自転車で塾に行ったが遅刻してしまい「何やってんだ!」と先生に怒鳴られたそうだ、休み中の課題が何枚も溜まってしまっている。ママが話をしようにも自室に立てこもり、ドアーにタンスを押し付けて、入室させずラインで藁人形を10個送りつけて来たそうだ。今までのんびり育てられてきた少年がいきなり学校が終わってから18時から22時まで塾で詰め込みをされてもついて行かれないのは誰の目にも明らかだ。よく言われる「15の春」15の夏秋冬。さあどうする?

運動会日和の9月30日(土)孫の次女の小学校最後の運動会だ。6年生の組体操が最後をふさわしく飾ったと言える。孫の話では練習している時から先生が感動して泣くので生徒たちもみんな泣いたそうだ。組体操は安全性で議論になっているが先生も交えて生徒たち皆で話し合って作ったという。最初は跳び箱や床運動の得意な子たちが演技を次々披露して、更に縄跳びや、大縄跳び、バスケ、サッカー、野球の演技を流れるように展開して、そして大きな輪や小さな輪をいくつも造形し、アースの形を作り、立ちあがってウエーブを起こし、隣と呼吸を合わせ力を加減した組体操の技を繰り出していく。次女に技の名前を聞くと以下のように教えてくれた。一人技では肩倒立、片手バランス、ブリッジ、V字バランス、二人技では補助倒立、肩車、ひねりサボテン、二人トンボがあり、三人以上では、三人タワー、6人ピラミット、12人扇、他にも次女の覚えていない名前の技があった。最後に本部席に向って全員が整列して、10人組編成の「人間起こし」が始まった。各グループの上に一人が寝かされていて、先生のホイッスルと共にその生徒を一斉に立ちあがらせるのだ。立ち上がった生徒たちは両手に「八王子100周年おめでとう」と書いた紙を持っていた。(両手を広げて立つとバランスがとれるのだが、手に紙を持つのは難易度が高いと思う)万雷の拍手喝采だった。次にホイッスルで立ち上がった生徒たちは倒れて、またホイッスルが鳴ると再び立ち上がり今度は「ありがとう」の文字を掲げていた。
退場する時生徒たちは3人の先生たちと一人ずつハイタッチして走り去って行った。

閉会行事の校長先生のお話は「皆さんの顔は輝いています。やりきった顔をしています。
やりきりましたね?やりきりましたね?」白組から「オー」と歓声があがった。総合得点は白805点、赤727点だった。次女は赤組で次男は白組だった。

 運動会 組体操 人間起こし - Naverまとめ 、より転載

  • みさを様の文章で、運動会の再感激!組体操は素晴らしかった、そして各学年のダンスも良かった、特にエイサーは簡単な紫の衣装が沖縄の雰囲気を一層引き立て舞台で踊ってるように感じた、子供達の表情が自信にあふれていたのは、良く練習を重ねた成果でしょうか。運動会で熱い思いを感じ涙したのは初めてでした。
    -- すすき 2017-10-02 (月) 18:30:57

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