穀粒(こくつぶ)会員のための、創作および出版支援サイト

18011401高屋敷悟志

穀粒記者レポートトップへ

2018.01.14 穀粒記者レポート「親切は連鎖する」投稿者:高屋敷悟志

クリスマスにとても良い話を聞きました。
こんな話です。
=====
ある日、年老いた女性が道路で途方に暮れていました。車が動かなくなってしまったからです。誰も彼女を助けるために止まってくれません。
すると、ある一人の男性が車を止め、その女性に近寄ってきました。
その男性はブライアン・アンダーソンといいました。彼は彼女を安心させ、パンクしたタイヤから予備タイヤに付け替えました。
この女性はとても感謝したので、女性はいくら支払えば良いか尋ねてきました。いくらでも支払うつもりでした。
でも、ブライアンはお金を受け取らず、助けの必要な人がいた時にその人のことを助けてあげてほしいこと、その時に僕のことを思い出してくれたら嬉しいことを伝えました。
彼女が無事に車を出せるまで彼は見送っていました。とても寒い日でしたが、家に向かいながらブライアンは何か良いものを感じていました。

その女性は、数マイル過ぎた頃、ある古ぼけたカフェに立ち寄り食事をすることにしました。それでも感じの良い笑顔の素敵なウェイトレスが、とても親切にしてくれました。
そのウェイトレスのお腹は大きく、8か月ほどに見えました。女性は、その時ふとブライアンのことを思い出しました。
食事が終わり、その女性は100ドルをウェイトレスに渡しました。ウェイトレスがお釣りを取りに行っている間、その女性は外へ行ってしまいました。ただ、テーブルには何か書かれたナプキンが置いてありました。
ナプキンにはこう書かれていました。「私が助けを必要としていたとき、ある人が私を助けてくれたのよ。それで、今度は私があなたを助ける番なの。もし私に恩返しをしたいと思うなら、誰かに親切にしてちょうだい。」ウェイトレスの目には涙があふれました。
ナプキンの下には4枚の100ドル札が置いてありました。

ウェイトレスは仕事の後、家に帰り、ベッドに潜り込みました。そこで、今日もらったお金とナプキンに書いてあったことを思い返していました。翌月には赤ちゃんが生まれ、家計が苦しくなることは明らかでした。
彼女は、夫がどれだけ心配しているか知っていました。ベッドの横に眠る夫に優しくキスをして、こうささやきました。「すべてうまくいくわ。愛してるわ。ブライアン。」
=====
原文(英語)は以下のリンクです。
http://beginwithyes.com/the-old-woman-and-a-stranger-a-circle-of-kindness/
話の元になった歌はこちらです。
Clayn Walker Chain of Love
https://youtu.be/0_9HdZwf60U

  • 良いお話をありがとうございました。結局、祝福はブライアンに戻ってきたのですね。
    日本でもよく「おつりは要らないよ」というケースはありますが、お金を差し上げる習慣は募金以外余り聞いたことがありません。外国のお話ではよく出てきますね。 -- 岸野みさを 2018-01-15 (月) 10:24:01

認証コード(2831)

powered by Quick Homepage Maker 5.3
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional