19040702徳沢愛子
2019.04.07 短歌・俳句「俳句」 投稿者:徳沢愛子
えんどうや 整列一列 自己主張
からし種 宇宙(そら)を抱えて 巨人風
海女ざぶり 濡れて顔出す 日永かな
晩年に 運真逆なり 鯵たたく
虫笑い 一つ二つで 福が来る
羽抜鳥 負けてたまるか 一尺飛び
渡り蟹 肩張り肘張り 意地を張る
母の日に 母なき里の あっけらかん
如月や カキモチカチコチ カキすだれ
友去りて 友忘るる 大花野
もろこし食む 原始の人も かくのごと
絵本見る 幼なの唇 秋の午後
我もまた 父の鼻して 金木犀
飼いならせ 飼いなら老いよ 秋夜長
歯も抜かれ 老いは喪失 寒の風
春の宵 欠伸はうつる 我が同胞
歯科泌尿科 今日は暇人春日向
八十と 言えどもぱぴぷぺ 春嵐
老い来たり、考えばらける 春の月
足骨折 心骨折ああ 松葉杖
- 老いを作品にして追い(老い)払うのでしょうか?「八十と言えどもぱぴぷぺ春嵐」の面白いぱぴぷぺが分かりません。 -- 岸野みさを 2019-04-07 (日) 21:37:23