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2019.07.10 穀粒記者レポート・『推薦図書―徳沢愛子金沢方言詩集II』投稿者:岸野みさを

咲(わろ)うていくまいか

待望の第II集の発刊おめでとうございます。愛子女史は暮らしの中に在る様々な機微を捉えて言の葉の玉を紡いできた「きときと」な詩人です。また、古から続いている北陸風土豊かな金沢方言を縦横無尽に駆使して、その面白さと温かさで読者の心の琴線を「いんぎらーと」させることでしょう。(使い方が不適切であればご容赦のほどを)

金沢を訪れると、加賀藩主前田綱紀のお屋敷や日本庭園の兼六園、また加賀友禅や九谷焼き、加賀料理など古都金沢の文化に魅了されます。私は郷土料理の「鯛の唐蒸し」が一番美味しいと思いました。鯛の背開の中に人参、ゴボウ、炒めたギンナンなどがおからと一緒に入っていて蒸してあるのです。

私の夫の母は金沢市出身で父は小松市出身です。夫の父方の直系に夫が織田で妻が上杉、夫が岸野で妻が織田という人たちがいます。金沢は夫の先祖の地でもあるのですが夫は台湾で生まれ北海道で育ちました。夫は母から「だっちゃかん」とよく言われたそうです。
さあどんな意味でしょうか?

み言葉     徳沢愛子

み言葉読む
楽しより愉し
愉しより喜び
喜びより悦び
寂しいうら(私)には
ようわかる

み言葉はうらのついぼ(杖)
ついぼついて この細い道を
ついぼついて この短い足で
コトコト ついぼの道を
笑み こぼいてトコトコと

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