19071103徳沢愛子
2019.07.11 詩・散文「春」 投稿者:徳沢 愛子
徳沢愛子金沢方言詩集II
雀二羽
昇ったり 急降下したり
ぼっかけ(追う) ぼっかけられ
原っぱ
たまに チィと鳴いて
口角を上げる
わても(私) チィと鳴いて
明るい光の中
なんもかんも(何もかも)
ひとつになる
ひとつって こんなに軽い
- のどかな春の風景。一茶の師匠さまだって雀と遊んだだけなのに愛子女史はチィと鳴いて雀になってしまい仲間をぼっかける。何という天晴な完結さであろうか。
-- 岸野みさを 2019-07-13 (土) 10:02:37 - ほのぼのと、昭和の風景が蘇ります。 -- 文美 2019-07-31 (水) 11:14:18
- 愛子姉妹、素晴らしい詩をありがとうございます。'ひとつになる'とても心地よいですね。 -- 三上しおり 2019-08-07 (水) 18:45:01