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2019.11.08 穀粒記者レポート「2020年万博50周年に寄せて」投稿者:加藤 芳弘

鈴木正三兄弟が沼津に於いて語った言葉より

 鈴木正三兄弟と言えば大阪千里丘陵で50年前に開催された日本万国博覧会に出典した『モルモン・パビリオン』館長として名を馳せた方であるが、約30年後、家族で静岡県御殿場青少年自然の家に宿泊後沼津支部を訪れ、総勢約70名位が出席された際に語られた言葉を記します。

 数年の準備の後に半年間にわたり開かれたモルモン・パビリオンには伝道と云う観点から見ると確かに多くの方に福音を伝える機会になったし、彼等の記したリフェローカードにより各地に開拓宣教師が派遣され、伝道所や支部が開設されました。

 しかしその為の作業は関西一円の会員の負但に負う処が多く、彼等の献身的な犠牲の精神に依る奉仕の業のうえに運営されたものでした。彼等の働きは、計画段階から閉会後の撤去時まで及び、記録の分野では1971 年まで彼等の奉仕は続けられました。彼等こそが真のモルモンパビリオンの功労者であり、教会の福音を伝える伝道の礎を据える働きをされたのです。

 深夜遅く迄、手弁当で働き会場で得たリフェローカードを運搬し各地に転送し、作業が終わり自宅に到着するのは午前様。そのような過酷な日々に耐え彼等の残したものは全国に開かれた伝道所や支部でした。彼等こそが真の功労者です。

 以上が鈴木正三兄弟のお話です。

 鈴木兄弟が上記を語られた沼津支部はまさしくモルモンパビリオンに於いて沼津の女子高校生2名が記載したリフェローカードを基に開拓宣教師が派遣された事に由来し、此から現沼津ワードが始まります。

 注:開拓宣教師とは伝道部長直属の本部詰めのGL等を管理する宣教師です。今まで伝道所や支部の設立されていない都市に派遣され(通常2名)その地域が伝道所を開設するに相応しいか判断し伝道部長に報告致します。

 彼等の報告を基に伝道部長は不動産契約を行い、伝道所を開設し支部になり得るか判断致します。

 通常最初の開拓宣教師2名が新しい場所に於いて2~3か月位おり、亦本部詰か、別地域に出向致します。

 この開拓宣教師を務めることは伝道に召された全ての宣教師の憧れの任務であり、亦、責任の伴うものです。


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