21042501 岸野みさを
2021.04.25 自分史・家族史「いつの間に追い越されている」 投稿者:岸野みさを
2020年5月10日 家庭における聖餐会での爺の話。
最新式の掃除機を購入したのはいいが、ゴミで一杯になってしまい取り替えるために説明書を見てもよくわからなかった。自分は機械エンジニヤだったのに、と情けなかったが、老化現象と病で気力も衰えてきていた。そこへ運よく小学6年生の孫が遊びに来た。彼は説明書を読んでさっさとゴミ袋を取り替えてくれた。それから、爺の電動自転車に乗って友達のところへ行きたいと言ったのだが爺の散歩に付き合っていたら約束の時間に間に合わなくなってしまった。更に、爺の電動自転車は半年くらい駐車場の脇に置きっぱなしになっていた。しかし、彼は玄関にかけてある電動自転車の鍵を持っていき、4か所にある鍵を開け、バッテリーも付けた。タイヤに空気も入れた。15分くらいで準備が整い友達のところへサーッと行った。
帰ってきてからは次の人のためにバッテリーを入れてあった。
この話を聞いていて、私は昔のことを思い出した。子どもが小学生のころ団地の1階に住んでいて、ある日上の階に住んでいる小学生の男の子が庭にいた主人にいきなり、「自転車のパンク直してください」と言ってきた。主人は「あゝいいよ」と返事をしたが、どうして自分が自転車のパンクを修理できると分かったんだろう?と。「そうか以前庭で自分の自転車のパンクを修理したことがあったなぁ。よく覚えているもんだなあ」
昔を今に成す由もなし。
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