穀粒(こくつぶ)会員のための、創作および出版支援サイト

21062201沼野 治郎

穀粒記者レポートトップへ

2021.06.22 穀粒記者レポート・『祝穀粒8周年記念 ― サンドラ・テイラーの講義』投稿者:沼野 治郎

(Mormon Lit Labの催し)を聞いて ―  
 
アメリカの「末日聖徒文芸研究サークル」とでも訳せる仲間が6月12日、勉強会をオンラインで行ないました。私を含めて17-18人が参加していました。講師は著述業を専門とする女性サンドラ・テイラーで内容は高邁で抽象的というより、具体的なもので生活との両立・工夫のアイデアといったものでした。(このサークルの主宰はジェームス・ゴールドバーグ。)

 「創造的な執筆活動」(creative writing)がテーマで、私が聞き取れた範囲で要旨を紹介してみたいと思います。

 ・取り組んでいることの優先順位や目標を時おり確認する。
 ・家事、人との交流との兼ね合いをはかる。そこからヒントを得ることもある。
 ・休眠状態・不活動期に陥ると、それは赤信号。優先順位に戻ることで脱する。
 ・家の空間、過ごし方を整理しておく。気力(エネルギー)を気遣いなどで浪費しないため。創造性を発揮するには空間を必要とする。家事や買い物などは予定を組むことで能率よくする。
 ・必要に応じ、誰が何をするか家族と話し合う(交渉する)。
 ・目標の一つでも達成されていれば、時間やエネルギーを取られることがあっても気にしない。
 ・小さな変化(改善・工夫)を重ねることによって、自分の空間を持てるようにする。
 ・得られたものは何であれ、創造にとって益になると考える。

ざっとしたメモですが、結局プロの著述家でも生活があるわけですから、工夫して時間と創造活動の場を捻出していることが窺われました。聞き手も発表の機会に応募するような人たちで、意見が交換されていました。「穀粒」の皆様も同様の経験をされているのではないかと思います。私は主宰のゴールドバーグ夫妻の人柄にも触れることができて、収穫がありました。立派なお髭をたくわえた、近づき難い芸術家ではないかと思っていましたが、話しやすい末日聖徒の文筆家なのだろうと親密感を得ることができました。

  • ゴールドバーグ氏は親しみやすい文筆家だったんですね。「聖徒たち」の作家の一人だと
    伺っています。今後ともオンラインがあったら参加して頂き、また、教えてください。 -- 岸野 みさを 2021-06-24 (木) 10:48:15
  • 彼が「聖徒たち」の執筆者に入っていることを知って、嬉しく思います。彼の血筋はこーカシア(白人)、ユダヤ人、メキシコ・インディオが混在していると見られ(Caucajewmexdianと紹介されている)、三つのブログを主宰しています(2009年)。

    米国の著者(lds)たちは、日本の物書き(lds)より遙かに大胆な角度から自由に書いているように思われます。

    -- 沼野治郎 2021-06-29 (火) 17:57:09
  • ゴールドバーグ氏の3つのブログにある顕著な記事を紹介して頂ければ幸いです。 -- 岸野 みさを 2021-07-15 (木) 21:25:44

認証コード(9114)

いただいたコメントは即座に反映されないことがあります。送信後は30分以上お待ちいただいてからご確認ください。

powered by Quick Homepage Maker 5.3
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional