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2021.08.23 自分史・家族史「神の驚くべき力によって守られる」 投稿者:松尾 秀隆

2021.8.15 高尾ワード聖餐会のお話

「神の驚くべき力によって守られる」というテーマでお話します。

長い人生の中で神さまの手によって助けられていると感じる時が度々ありました。若いころ、結婚したばかりのころ、このパン作りの仕事を神さまが認められているという確信がありました。
その中でこのテーマに合う経験は、と考えたときに心に思ったことは、もう35年も前のこと、初めて開いたお店をわずか3年で閉店しなくてはならない状況に置かれたときのことです。

借りているお店の持ち主が変わり、新しい家主は店を売却するので、買い取るか出て行ってくれ、と言ってきました。その店は10坪足らずの店でしたが、バブルの影響で私たちには手の出ない金額になっていました。何か月もの間私たち家族は新しい家主との話し合いで苦しみました。

ある日のこと、その家主は不動産屋さんと一緒に話をしたいと言ってきました。私は家主が連れてくる不動産屋さんに丸め込まれることになるだろうな、と思いましたが、その時、もう何も要求しないで店を出ようと姉妹と話していました。

私は重い足で約束の場所に行きました。
暫く話していた時、突然彼らが連れてきた不動産屋さんが「出て行ってもらうためには、立ち退き料を払わなくてはなりません」と言いました。家主は何を言い出すのかと動揺していました。そして不動産屋さんは「いくらあれば出て行けるのか」と聞いてきました。
私は初めから1円ももらわずに出ていくつもりだったので、とっさに「300万」と言いました。彼は「とても良心的な金額だから、これは払ってくださいね」と家主に言いました。

不思議なことにこの後、私たちは舘ヶ丘団地でパン屋を開くことになるのですが、この300万円は開店する数日前に全部使い切りました。つまり私たちに必要なピッタリの金額だったのです。ちなみに銀行から融資を受けるために7500円の収入印紙代が無くて、人から借りました。

不動産屋さんの心を変えたのも、私がとっさに言った金額も主の驚くべきみこころのままだったように感じます。

私たちはこの人生で幾度となく困難な場に立たされます。しかし、必ず、神さまは必要な助けを、適切な時に手を伸べて下さることを知っています。イエス・キリストの御名によって。アーメン。

  • ゼロから300万円とは驚きました。これからも安心して経営できますね。 -- 岸野 みさを 2021-08-25 (水) 10:59:37

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