22072001 ジャスミン
2022.07.20 自分史・家族史「マレーシア事情3&旅の思い出」 投稿者：ジャスミン
マレーシアでのホリデーはビザの取得が必要のない3ヶ月でしたので、すでに私は帰国しています。マレーシアで感じたことや思い出を懐かしみたいと思います。
娘の住むマレーシアに到着してから２週間した頃、娘達夫婦の結婚記念日のお祝いと仕事に必要な撮影があるというのでランカウイという島に一緒に連れて行ってもらいました。カメラマンは日本からやってきた若者です。娘達は子供達と某五つ星ホテルのコテージに滞在しました。五つ星ホテルとはこういうところなのね！と自分の懐具合を気にせずワクワクする気持ちを初めて経験したかもしれません。でも実はそれよりももっともっと大きな経験がこの後、私を待っていました。
お部屋を予約する際、大人2人という枠をどうすることもできなく、私とそのカメラマンは近くのドライブインのようなところにそれぞれ部屋を取りました。受付からお部屋へ行く途中にプールがあり、そのプールサイドのパラソルの下、おじさん2人が楽しげに食事をしておりました。マレーシアはイスラム教徒が多く、その時期は1年に一度のラマダン（日の出から日の入りまで断食を30日間続ける。つまり、食事は日の入り後日の出までの間に取る）が行われていました。宿の近くには恐らく寺院があったのでしょう。大爆音でお祈りらしきものが音楽のように鳴り響いていました。ああ、ここは異国だー！と旅を満喫した気分に浸ったのも束の間、、、なぜか急に部屋の電気が消え、エアコンもカチッという音と共に止まってしまいました。何が起こったのか全く分からず、まずは携帯でライトを付け、心を沈めて何をするべきか一生懸命に考えました。受付へ電話を入れるのが1番良いと思いながら、自分の英語力では自信がない。
直接話しに行くには、あのオジサン達の所を通って行かなければいけない。こちらもオバハンで絡まれたりすることはないと思いながらも英語で声をかけられた瞬間、固まってしまうのはやはり避けたい、、、結論として今晩はこのまま寝てしまおう！もう22:00だし寝てもちっともおかしくない時間だ。窓は開くけれどここは一階。やはり開けっぱなしでは寝られない。マレーシアは毎日30度前後の気温だが、日本みたいに蒸し蒸ししていないからなんとかいけるだう！、、、そう思い、ベッドに身を沈めましたが、すぐにその考えが甘いことがわかりました。
ガンガン鳴り響く異郷の音はそれから1時間近く鳴り響き、オジサン達の陽気な話し声は新しい日を迎えるまで続いたのでした。そしてやはり暑い、、、寝ては起き時間を確認、を繰り返しながらようやく朝を迎えました。マレーシアの朝、明るくなるのはなんと7:00。それまでは本当に真っ暗。私は買ってあったスルメとナッツを口に入れ、1時間ほどしたら受付に行こうと考えました。必死さをなんとか知られまいとして平然を装って「エアコンが動かない！」と伝えよう。「夜は普通に寝れましたよ！」と伝えようと拙い英語でシミュレーションを繰り返し、心臓バクバクで受付へ行くと、人が良さそうなスポーツマン、けれど英語に自信が無さそうなバイト風のお兄さんが対応してくれました。すぐに部屋に入り、接触が悪かったことが判明。あと10分してまた止まるようなら部屋を変えましょう！と言ってくれました。スムーズに英語で会話ができたわけではありませんがちゃんと伝わるんですよね～これが。英語がよくわからない2人が1番頼れる単語は「ok?」「ok!」ですが、この言葉は心まで楽にしてくれる魔法の言葉であると再確認できた瞬間でもありました。わたしは異国に来てるぞ～！いい経験してるぞ～！と叫びたくなるようなそんな朝でした。
- 電気が消えて暗闇になるなんて怖～い。冷静に対処できましたね。翌朝のスルメとナッツにも助けられましたね。何はともあれ腹ごしらえ？OK？ -- 岸野 みさを 2022-07-22 (金) 21:10:11
- 海外で、困った時や迷惑している事を伝えるときは、必死さを隠さないほうが良いと思います。
本当に、困っていることが相手に伝わる事が大切です。すると、お部屋の代金を下げてくれたりします。余裕な顔してると、改善されないですよ。日本と違って、これからは必死になって話して下さいね。嘘みたいに、扱いが違いますよ。
海外の値引きも、提示された金額も交渉しだいです。全く考え方が違うので、悪いなぁとか思わなくても大丈夫で、想定内みたいですよ。
-- みよこ 2022-07-22 (金) 22:14:41
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