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22081403徳沢 愛子

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2022.08.14 詩・散文「どっちゃがえらい?手よ足よ」 投稿者:徳沢 愛子

手が言うた      鼻の穴広げて
手が上がる      この上達ぶり
手が込む       此の職人技
手が離れる      このゆとり
手が見える      この成熟
手に手を取る     この平和
手に汗握る      この気合
手を変える      この前向き人生
手を貸す       この思いやり
手を借りる      この相互扶助
手を切る       この時を得た決断
手を広げる      この大きな夢
手を組む       この悟りの選択
どうだ このお手様はえらいやっちゃ

足が言うた      いきり立って
足が地につく     この確たる生きかた
足が速い       この好機を逃さず
足が棒になる     この実直こそ花
足で稼ぐ       これこそ人生の理
足を洗う       このより善い選択
足に任せる      この従順この大腹
足が向く       この導きこそ啓示
足を取られる     こんな時があっても
足を引っ張る     こんな迷惑だけはかけまい
足元を掬われる    こんな日もある 人生には
足は自分で      こうしてああして と
どうだ このお足様は たいしたもんやろ

気を静めて考えても見まっし
手は足に仕え 足は手を支え
男がなければ女はないように
女がなければ男がないように
手よ
足よ

  • こうして示されると手も足も驚異的な働きをしていることに驚かされます。わたしらは手や足に感謝するのみです。 -- 岸野 みさを 2022-08-16 (火) 13:39:01
  • 手と足の働きと技、役割、の表現にお手上げです。足からず。
    -- 茗荷の花 2022-08-17 (水) 22:05:49

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