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2021.02.01 詩・散文「春 萌し」 投稿者:徳沢 愛子

金沢方言詩

うんともちゅんともいわん たいぼく
うえから したまで はだか
うんだがきゃ つぶれたともいわん あさ

ほやけど
たいぼくに てぇあてて
めぇつぶって みみひらいおっと
  ざわぁぁん
ざとうくじらが ちかづいてきて
しおふく いっしゅんがある
しぶきあたまから ひっかぶって
あしもとから つきあげられて
おっとっと
よろけるがいね
この春のおと

(日日草 75号より)

  • 力強い春の訪れを見事に歌い上げています。大木に耳を当ててみたくなりました。 -- 岸野 みさを 2021-02-02 (火) 17:08:35
  • 春の訪れへの喜び、を感じる詩ですね。方言って味が出ますね。素敵です。 -- おーちゃん 2021-02-05 (金) 22:38:14

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