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2018.07.26 詩・散文「夕方」 投稿者:熱中症

 「世界一頑丈な高級車の話知ってる?」高校生の長男は助手席から揚々と私に質問してきた。

 今日は1学期の終業式を終え、開放的な気分なのだろう。「パパ仕事は何時に終わるの?」とこちらの都合を気に留める事もなく、駅から私の車に乗って家に帰るのが当然のような口調で予定を聞いてきた。またかという思いと、思春期の息子から嫌われていないという安堵が同時に胸にくる。私はスマホ越しに、面倒だなという態
度を色濃く出しつつ、仕事の終わる見通しを伝え職場まで来るように言った。
 助手席に座った彼の横顔は夏の夕日に照らされ輝いて見えた。さっきまで聴いていた音楽のイヤホンを耳から外しながら私の答えを待っている。「世界一頑丈な高級車の話?ネットニュースか何かの情報?」私が質問で返すと、彼は身を乗り出すように話始めた。「何も無い砂漠の真ん中をその頑丈な高級車で走っていた時、車は故
障して止まってしまったんだ。持ち主は車の会社に電話して故障した事を伝えて、しばらくすると全く同じ車がヘリで運ばれてきたんだ。そして車の会社の人は、大変申し訳ございません、どうぞこの車をお使いくだいと言って新品の車を持ち主に渡して、持ち主が費用は?と聞くと、費用は結構です。私どもの会社が全て負担します
と言って、故障した車だけヘリに載せて去って行ったんだって」息子は興奮気味に、そんな究極のサービスをしてくれる会社って凄いし金持ちは半端ないと言わんばかりに話していた。「それならそのヘリで目的地まで連れてってくれた方が良かったんじゃない?」と私が口を挟むと彼は「はは!」と短く笑った。
 車中いつもならうんざりする渋滞は然して気になる事もなく息子と他愛のない会話をしている間に家に着いた。ドアを開けると小学年の次男は開口一番「パパスマホ貸して!」と待ってましたと言わんばかりに私のスマホ奪っていった。そして長女はソファーを占領して自分のスマホをいじり、次女はバラエティ番組を見ながらも、
私がリビングに入ると満面の笑みで「パパお帰り」と言ってくれた。

  • 「世界一頑丈な高級車」って砂漠で故障するようでは何だかなあ?ヘリで運んでくるのは
    スゴイけど…… -- 岸野みさを 2018-07-28 (土) 09:53:52
  •  このお話は、イギリスの名車、ロールスロイスの有名な都市伝説的なお話です。詳細は、
    https://crediblecar.life/column/rolls-royce-urban-legend/
    を開いてみてください。
    -- 工藤駿一 2018-07-28 (土) 23:22:38
  • 工藤俊一さま
    ありがとうございました。開きましたがそのお話を探すことができませんでした。 -- 岸野みさを 2018-07-30 (月) 13:37:23
  •  世界でもトップといえる高級車といえばロールス・ロイスですが、都市伝説的なお話がある事を知っていますか?ロールス・ロイスを象徴する内容と、それを裏付けるような事例をご紹介します。
    ロールス・ロイスの有名な都市伝
     ある大富豪がロールス・ロイスに乗って砂漠横断の旅にでました。ですが、砂漠の途中でクルマが故障してしまいます。大富豪は自分で直そうと試みましたが、一向に動きません。仕方なく、大富豪は、何かの場合に備えてあった無線機を使ってロールス・ロイス社に連絡しました。「砂漠の真ん中で故障してしまった、修理をお願いしたいのだが」と。
    その後大富豪が佇んでいるとヘリコプターが飛んできました。ロールス・ロイス社のヘリコプターが新車のロールス・ロイスとキーを届けにきたのです。そして「故障したロールス・ロイス」は持ち帰りました。大富豪は非常に感激し、その後砂漠横断を遂げて、すぐにロールス・ロイス社に連絡します。「非常に助かったよ、砂漠の真ん中で故障してしまって、自分でも直せずどうしようかと思っていたんだ」と言うとロールス・ロイス社は、「お客様、何かのお間違えではありませんか?わが社のクルマは壊れません」と言われたとのことです。
    この都市伝説の本当の意味
    砂漠でのロールス・ロイスの都市伝説的な話は大変有名で、現在でも実話だと思っている人もいる程です。無線機というアイテムがでてくるため、このお話の時代は現代よりぐっとさかのぼるのではないでしょうか。しかし、この話は例えに近い都市伝説的な話であり、ロールス・ロイススピリッツを非常によく表しているものなのです。まずお客様に対してのサービスと姿勢、そして決して壊れないという自負の表れになります。まさにこれらはロールス・ロイス社の根底にあるものです。
    この話の真相が分かると、なるほど、と思えてきます。ロールス・ロイスと聞くと、一般的には高級・セレブ等を思い浮かべると思いますが、故障しないクルマという点が一番のポイント。実際に、ロールス・ロイスは壊れないクルマという事を非常にアピールしています。
    それはロールス・ロイスのモデル名。ロールス・ロイス ファントム、ロールス・ロイス ゴースト、ロールス・ロイス シャドー等です。ゴシック的やホラー的で少し怖い感じがするかもしれません。しかし、これらには非常に深い意味があるのです。
    「ゴースト等は既に亡き者であるから永遠である。永遠に近い程(クルマが)壊れない」
    「亡き者や影は意識されない、ということから、静音性が非常に高い」
    そしてヨーロッパ等では、幽霊などは「歴史の生き証人」という考えがありますので、怖いという考え等でなく歴史を見守ってきた、今後もずっと見据えていくという意味合いが込められています。クルマのモデルの名前にはこの様に隠されたメッセージが込められていますが、このあたりもわざわざ全面に出していないところから、ラグジュアリーカーであるという自負が伝ってくる気がします。
    非常に有名な都市伝説の話でしたが、それを裏付けるようにクルマのモデル名の付け方にも理由がありました。このように見ると「都市伝説的な話」は実際にあったとしても不思議ではない様にきこえますね。頑丈さと静音性を備えており、お客様に対しての手厚いサポート体制がある。これらはロールス・ロイス社において「都市伝説的な話」ではなく、事実に極近い話だといえます。少しではありますがロールス・ロイス社の自信とプライドの高さを垣間見た気がしますね。(内容転記)







    -- 工藤駿一 2018-08-02 (木) 04:16:49
  • 凄いお話で流石に全世界を牽引してきた企業理念ですね。車に関心のないのは申し訳ないようです。 -- 岸野みさを 2018-08-02 (木) 12:01:57

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